人間はまだ言語のない時代から、自然の染料を使って顔に色を塗ったり、
アクセサリーをまとったりして自分を表現してきたといわれています。
言語のない時代だからこそ、自己表現をするために
化粧が重要なツールだったのかもしれません。
であれば、身体や言葉での意思伝達が難しくなってきた方にとっても、
やはり美容は重要なツールであると思えます。
この記事の内容は次の通りです。
- ケアビューティーのチカラとは
- ケアビューティーの提供の場
- 現場で活躍しているケアビューティスト
- ケアビューティーのプロフェッショナルを育成する専門プロスクール
- 介護美容研究所で学べること
よくある質問Q&A
美容は自己表現するためのツールであり、生きるうえでのトッピングのひとつ。
高齢社会のいま、ケアビューティーというアプローチが注目されてきました。
ケアビューティーのチカラとは
アセスメントに基づいたメイクをして心にダメージがある方のダメージ軽減・認知症の進行を遅らせるなどの効果があります。術後の肌が気になる方、シミが強くて外に出たくない方へのカバーメイクなども喜ばれる技術です。
見本をお見せして、ご自身で好きな色や柄を選んでいただくことにより、美容への意欲を引き出すことができます。手は目に入る機会が多い場所というのもあり、食事時の問題行動が減るなどの効果も期待できます。
血流の促進や保湿効果はもちろんのこと、肌に触れる行為そのものが心地よさを感じさせ、相手に安心感を与えてリラックスさせることができます。施術をしながら話し相手になるだけでお元気になる方も多いです。
ケアビューティーの提供の場
現場でケアの合間に施術するのはもちろんのこと、
緩和ケアやターミナルケア、訪問看護・介護、介護施設のご利用者さまへ。
その毎日のケアの中に美容を積極的に取り入れている
病院や介護施設が年々増加しています。
現場で活躍しているケアビューティスト
「介護美容研究所」では現場で活躍する
ケアビューティーのプロフェッショナルが講師として参画しています。
大平 智祉緒
[メイクセラピスト/看護師]
(株)コンシャスインターナショナルメイクセラピスト養成講座修了。資生堂化粧療法講座 マスターコース修了。2015年より、メイクセラピスト/メイクセラピーアドバイザーとして活動をスタート。 現在、医療・介護施設にてメイクセラピーを実施、福祉センターでは講座やメイクセラピーカフェを開催。『キレイは 生きる力になる』をモットーに、今後はメイクセラピーがケアの1つとして当たり前のように受けられる世の中を目指し、活動の場を広げている。
本多 真美
[ヘアメイクアーティスト / 元看護師 /㈳ 介護美容 1 LOVE KNOT 代表]
元看護師で美容師免許を持つヘアメイクアップアーティスト。 一世風靡した伝説の雑誌「小悪魔ageha」で盛りヘアから盛りメイク、ビューティーメイクまで幅広い技術を生かしヘアメイクとして活動。スクールでのメイク講師やスキンケアセミナーの講師も行ないながら、看護師&美容師免許の両資格を生かし、介護美容も積極的に活躍。看護師のノウハウを生かし近年注目されている介護美容の一人者でもある。
上田 悠理
[医師(形成外科・訪問診療)/ 株式会社Siemprey代表取締役社長]
早稲田大学法学部を卒業後、岡山大学医学部に編入し医師免許を取得。形成外科・訪問診療医として、主に在宅高齢者の褥瘡管理に携わる。臨床を継続する傍ら、「病気の治療に止まらない、攻めるヘルスケア」を目標に、2017年3月株式会社Siempreyを設立。ヘルスケアとテクノロジーを融合させるイベントや執筆活動を行う。
安部 佳織
[福祉ネイリスト / レクリエーション介護士2級]
ネイリスト歴17年、ネイルサロン経営9年。丁寧な施術と持ちのいいジェルネイルで2ヶ月先まで予約が埋まるサロンとして支持される。 2016年より高齢者フットケア、足の爪切りボランティア活動を始める。2017年SMBA(シニアチャレンジットメンタルビューティー協会)福祉ネイル認定講師として始動。ご高齢者からお子様までネイルで元気、笑顔、感動を与える福祉ネイリストを輩出している。
桑本 友紀
[アロマセラピスト]
2003年よりNPO法人広報として医療機関・福祉施設でのアロマテラピー普及に携わる。2004 年の英国研修を経て、2006年に英国IFA認定アロマセラピスト資格取得。有料老人ホームにて訪問サービスアロマケアを担当し、現在までのべ1000症例を実施。『介護のすきまに香りとタッチングを!』をテーマに依頼に応じ福祉施設や個人宅を訪問し、クライアントに寄り添ったアロマケアを提供している。
ケアビューティーのプロフェッショナルを育成する専門プロスクール
鏡をしっかり覗き込んでいたり、瞳をキラキラさせながらリップの色やネイルの色を選んでみたり。
美容がその方の前向きな気持ちを引き出してくれることがあります。
お顔を見れば、美容が人にとってどれほど大切なことなのか、一目瞭然です。
人間の自己表現の手段として、さらには健康と幸せにもつながる可能性を秘めた美容。
その美容の提供方法を現場で活躍しているプロフェッショナルから
専門的に学べるのが介護美容研究所です。
【東京校】
東京都渋谷区神宮前1丁目15−15 タガミ神宮前ビル2FJR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩5分
東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」3番出口より徒歩7分
【大阪校】
大阪市中央区西心斎橋1丁目4番5号 御堂筋ビル7階大阪メトロ「心斎橋駅」8番出口より徒歩1分
東京都認定事業所:東介初信0112 経営力向上計画認定:厚生労働省発老0201第8号
労働派遣事業資格証:派 13-306369 有料職業紹介事業許可証:13-ユ-307640
介護美容研究所で学べること
ケアの現場で即実践できる!メイクやネイル、エステなどの美容スキルを習得できます。
実際のカリキュラムの一部をご紹介します。
巻き爪の予防
爪をキレイにするだけではなく、日常生活に支障をきたさないようにすることもケアネイルのひとつ。爪が指に食い込まないようにテーピングをし、巻き爪になりにくくする爪の切り方を学べます。
ケアエステの基本
症状によってどのようにアプローチしていくか、どのように施術をするかを学びます。ハンド・フット・フェイシャルトリートメントの基本を習得できます。
褥瘡の予防
解剖学と皮膚学を学び、筋肉の付き方や皮膚の構造について理解します。ベッド上での施術や褥瘡周りのケアなど、寝たきりの方への施術方法を学びます。
ケアメイクの基本
すぐに現場で活かせる技術がメインです。化粧を厚めにし、シミやシワを隠すのではなく、相手にとっての一番チャームポイントを引き出してあげる方法を学びます。
カバーメイク
痣や術後の肌が気になって気持ちが落ち込んでしまいがちな方へのカバーメイク。どうやって隠すか、カバーメイク専門の化粧品を使い専門のテクニック用いて行う方法を学びます。
エンゼルメイク
最後の最後まで。普段、練習ができることではないエンゼルメイクですが、介護美容研究所ではエンゼルメイク専用の機材とメイク道具を使用し練習をすることができます。
ケアネイルの基本
ファイリングやウォーターケア、カラーリングなどネイルケアの基本をメインに、高齢者や長時間姿勢を保つのが難しい方向けに限られた時間の中で施術するテクニックを学びます。
ネイルアート
すぐには落ちないのがネイルの良さ。長くネイルを楽しんでもらうために好みの色や模様をヒアリングするためのコミュニケーション方法と様々なバリエーションのネイルアートの仕方を学びます。
巻き爪の予防
爪をキレイにするだけではなく、日常生活に支障をきたさないようにすることもケアネイルのひとつ。爪が指に食い込まないようにテーピングをし、巻き爪になりにくくする爪の切り方を学べます。
ケアエステの基本
症状によってどのようにアプローチしていくか、どのように施術をするかを学びます。ハンド・フット・フェイシャルトリートメントの基本を習得できます。
褥瘡の予防
解剖学と皮膚学を学び、筋肉の付き方や皮膚の構造について理解します。ベッド上での施術や褥瘡周りのケアなど、寝たきりの方への施術方法を学びます。
ケアメイクの基本
すぐに現場で活かせる技術がメインです。化粧を厚めにし、シミやシワを隠すのではなく、相手にとっての一番チャームポイントを引き出してあげる方法を学びます。
カバーメイク
痣や術後の肌が気になって気持ちが落ち込んでしまいがちな方へのカバーメイク。どうやって隠すか、カバーメイク専門の化粧品を使い専門のテクニック用いて行う方法を学びます。
エンゼルメイク
最後の最後まで。普段、練習ができることではないエンゼルメイクですが、介護美容研究所ではエンゼルメイク専用の機材とメイク道具を使用し練習をすることができます。
よくある質問Q&A
-
働きながらでも学べますか?
シフト制の看護職の方でも無理なくスキルを修得していただけるよう、授業は週1回のペースでカリキュラムを組んでいます。急な出勤で授業に出れなかった場合でも、他の曜日への振替制度がありますので安心して通っていただけます。
-
美容はすでに学んでいるのですが、さらに学ぶ必要がありますか?
学ぶ必要があると考えています。高齢者の肌質や髪質、身体の状態に合わせた施術や、美容を施す際のコミュニケーション方法には、一般的な美容スキルとは異なるアプローチが必要です。当校のカリキュラムではそうした一連の流れが学べます。
-
いつから入学できますか?
入学時期は4月、7月、10月、1月となっております。定員数を超えるとご希望の時期の入学が難しくなるため、定員状況については随時お問い合わせください。
-
どんな方々がスクールに通っていますか?
看護職や介護職の方、美容関連職種の方、主婦の方、学生のダブルスクール等々さまざまな経歴の方が通っておられます。年齢層も10代から60代までと幅広いです。
-
スクールで学んだ後、需要はあるのですか?
もちろんです。ご高齢者の増加に加え介護美容の認知度も高まってきており、ターミナルケアや緩和ケアでのケアビューティーの導入がされ始め、今後も市場は拡大し続けることが予想されています。7500件以上の病院・介護系企業・施設と連携しており、卒業後も安心の紹介サポートをしています。
-
感染症に対して何か対策は講じられていますか?
感染症に対しては、感染症専門医の監修のもと、換気・除菌・手指消毒・検温と体調チェック、といった感染症対策を徹底した上で開講しております。
また、授業では最新の感染症対策のノウハウを学ぶことで、安心してサービスを提供できるスキルを身に付けることができます。
おすすめ記事はコチラ⇒ケアビューティストになるには!介護美容研究所の口コミでの評判