訪問美容師は介護の資格は必要なのか?あった方が現場で役立つ!

今日はその介護資格を取得した方がいいのか?という事について。

まず誤解している方が多いんですが、訪問美容師になるためには美容師とは別の資格がないとできない、という事はありません。

極端な話ですが、美容師免許さえ取得していれば訪問美容師として独立する事もできるという事です。

ただ個人的な見解ではありますが、

はじめに自分の考えの結論を言ってしまうと、訪問美容師として活動していくなら介護資格はあった方がいいという考えです。

福祉理美容師のような認定資格は色々な団体が開催しているので、誰でも受講すれば取得する事はできます。

これは訪問美容師としての道を踏み出したい方なら、必ず受講した方がいいと思います。

これに関しては、自分の住んでいる近くの地域で開催されているか調べれば割と出てくると思うのでここではあまり書きません。

今日の本題は、福祉理美容師などの認定資格ではなく、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を取得するべきか?という事について書いていきます。

先ほど記載した通り、個人的には絶対とっておいて損はないですし、むしろとっておいて良かったと思える事の方が大きいです。

ただ何回も書きますが、絶対とらないといけない資格でもないですし、なくても訪問美容師として活動する事はできます。

 

この記事の内容は次の通りです。

  • サロンワークと訪問美容は全く世界が違う
  • 介護職員初任者研修は、これから介護系の仕事に踏み出す方が取得する資格でもある
  • 利用者様や職員の方から安心してもらえ、信頼関係を築きやすくなる
  • 介護職員初任者研修を取得するには?
  • 介護資格を取るメリット・デメリットをあげるとすれば?
  • まとめ

 

今日は個人的になぜ介護資格があった方がいいのか書いていきたいと思います。

サロンワークと訪問美容は全く世界が違う

美容師はハサミがあればどこでも仕事ができる素晴らしい仕事です。

サロンワークでも訪問美容でも「目の前の方を素敵な髪型にする」という目的は同じですが、働き方は全くと言っていいほど違います。

まず美容室ではお客様が来てくれますが、訪問美容では自分が出向く立場になります。

美容室ですとある意味ホームのような雰囲気があるんですが、訪問美容では自分が出張している立場である事を忘れてはいけません。

またサロンワークでは当たり前のようにできていた事が、訪問美容ではできない事が当たり前の世界です。

例えば・・

  1. シャンプー台まで案内し移動してもらう
  2. カットしている間、体をじっとしてる
  3. スムーズなカウンセリング
  4. 椅子に座る

などなど。

その方の体の状態などで状況はかなり変わってきます。

しかしどのような状態でも美容師として「目の前の方を素敵な髪型に」しなければお客様の満足度をあげる事はできません。

訪問美容師は美容師がメインの仕事ではありますが、介護要素が混ざった仕事でもあるんですね。

例えばもしあなたがこれから訪問美容師として活動していきたいと思っているとして、以下の状況になってスムーズに行動できるか考えてみてください。

  1. 体半分に麻痺があり、ベッドから車椅子に移乗してからカットする時、スムーズに移乗できるか?
  2. ベッド上でカラーやシャンプーをしたいとお願いされて、スムーズにできるか?
  3. 介護施設に出張した際、利用者さんの体の様子を聞いてしっかり理解できるか?
  4. 病名や症状を言われた際、どのような姿勢が辛かったり何に注意すべきか瞬時に察知できるか?

もしこの状況を聞いただけで、「ちょっとどうしたらいいかわからない・・」なんて方は、現場でつまずく時がくる可能性が高くなります。

でもみんな必ず通る道ですので心配する事はありません。

勉強し知識や経験を積み重ねながらどの人も上達していくものです。

ただ訪問美容師として活動しながら経験を積んでいく事もかなり重要ですが、必要最低限知っておくべき知識がないとあとあと自分の首をしめる事になりかねません。

そこで介護としての必要最低限な知識を習得し、現場でどのような動きが必要なのか学習できるのが介護職員初任者研修になります。

介護職員初任者研修は、これから介護系の仕事に踏み出す方が取得する資格でもある

何年か前まではヘルパー2級の資格名でしたが、今では介護職員初任者研修という名前に変わりました。

最短ですと1ヶ月くらい、または週1とかでゆっくり半年かけて取得するこちらの資格。

これから介護の職につこうと考えている方や、実際もう働きながらも並行して資格を取ろうという方などが受講しています。

大半はまだ全然介護の道を知らない初心者の方ですので、知識や経験が0の方が圧倒的に多いです。

僕が通ってたスクールでは20名くらいのクラスでしたが、2名ほど現場で働いている方がいましたが、他の方はみんなこれから介護職につこうか考えている方でした。

ここでは座学や実技両方勉強し、中には実際現場に行く授業をしてくれるスクールもあります。

座学では

  1. これから介護が必要になっていく時代背景
  2. 実際、介護の現状はどのようなものか
  3. どのような介護施設があるのか
  4. 介護していく上での必要な知識

など学んでいきます。

介護保険制度もよく改定されるのでしっかりと学ぶ必要がありますし、介護施設にもたくさん種類があるので、一つ一つ特徴などを知っておく必要があります。

介護施設にはデイサービスやデイケア、サービス付き高齢者向け住宅、老人ホームや特別養護老人ホームなどたくさん種類があります。

個人的にはその施設ごとの特徴を覚えるのに苦戦しましたが、ここはかなり特徴など把握していく事をおすすめします。

その施設ごとでどのような利用者様がいるのか、体の状態など特徴があるので、訪問美容を提供する上で戦略や営業の仕方も変わってくるので。

また実技でもベッド上での移乗の仕方や、車椅子の扱い方など基本的なものを学びますが、それが一生必要な知識にもなってきます。

訪問美容を提供していく上で、車椅子に座った方を施術する機会はたくさんあります。

車椅子を扱う上でも役立つ知識も多いですし、扱いに慣れていると利用者様や職員の方からも安心してもらう事ができます。

個人的に役立っている事としてはベッド上での移乗。

ベッド上で寝たきりの方のカットやシャンプー、カラーをする際、体半分を横向きにしたり、移乗する作業があるので、実際現場で役立つ事が出来ています。

利用者様や職員の方から安心してもらえ、信頼関係を築きやすくなる

また介護の資格を取得していれば、利用者様や施設職員の方からも安心してもらえるケースが多いです。

美容師なのに介護資格を持ってる事にけっこう驚かれる事も多いんですが、それだけで安心してもらえるので、美容師にとっても利用者さん立場からしてもかなり心強いはず。

また訪問美容をしていると宣伝や営業していく際にも、介護資格を持ったスタッフが担当すると書く事ができ、美容師としても介護する立場のプロだと安心してもらう事ができます。

訪問美容師としての仕事に対する熱意や取り組み方から好印象も抱いてくれるかもしれません。

やはり人と人が関わる仕事であり、介護要素が関わってくるとさらに信頼関係が必要になってくると思います。

僕らも誰かに何か仕事を依頼するさい、その仕事に対して本気で取り組んでいる方や情熱がある方、しっかりとした知識や経験がある方に依頼したいと思うはず。

訪問美容もそれと一緒ではないでしょうか。

訪問美容を利用する利用者さんや、周りでサポートするご家族の方や施設職員の方、その方その方の立場になって考えた時、どのような人に担当してもらいたいか考えれば自ずと答えは出てくると思います。

介護職員初任者研修を取得するには?

こちらの資格を取得するには一定の期間スクーリングする必要があります。

お住いの地域で絶対いくつかの団体で開催されているので、「地域名 介護職員初任者研修」などでググってみましょう。

金額としてはけっこうバラバラで安いとこで5万前後、高いところですと10万前後くらいでしょうか。

大手のニチイさんとかはけっこう高い印象ですね。ただその分介護の求人サポートが充実しているとかなんだとか?

実際価格差がある理由はよく分かりませんが、美容師免許のように国家資格ではないので、資格を受講できる団体さんで金額のばらつきはあるって事なのでしょう。

期間も自分にあったコースを選択でき、1ヶ月集中しての短期コースや、ゆっくり半年かけてのコースもあります。

僕は働いていた業務委託サロンを夕方以降の勤務にし、週4の短期コースで1ヶ月で取得しました。

周りの美容師さんでは、週一で火曜開催のコースを受講し、サロンワークと平行しながら・・って方もいました!

落とすための試験ではなく、これから介護の道を進もうとする方の入門資格みたいな感じですので、普通に通っていれば難なく取得できますよ!

介護資格を取るメリット・デメリットをあげるとすれば?

今日のまとめですが、実際僕が感じたメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  1. 介護要素が必要になってくる施術が多く、必要な知識を身につける事ができる
  2. 現代の介護背景を知る事ができ、より訪問美容のニーズを感じる事ができる
  3. 体の状態や病名などから、注意すべき事を瞬時に判断できる
  4. 利用者様やご家族の方、施設職員の方から安心してもらえ、信頼関係を築きやすくなる
  5. 色々な種類の介護施設の特色を知る事ができ、戦略を練りやすくなる

デメリット

  1. 取得するのに別途費用がかかる
  2. 一定時間スクーリングする必要がある

デメリットですが金額と時間がかかるのは当たり前なんですが、それ以外には正直思いつきません。

一度取得すればなくなる事もありませんし、更新費用がかかる事もありません。

それよりも得られるものが圧倒的に多く、訪問美容師として活動していく上で役立つ知識や経験をするものばかりです。

まとめ

今日は訪問美容師として活動していく上で、介護職員初任者研修は必要かどうかをまとめてみました。

はじめに書いた通り、なくても訪問美容師として活動する事はできます。

実際長く訪問美容師として活動している方で取得していない方もたくさんいらっしゃいます。

でも長く働いてきた方は経験も多く、働きながらたくさんの知識を積み重ねてきたはず。

わざわざスクーリングして資格取らなくても・・って方も絶対多いでしょう。

ただもしこれから訪問美容師としての道を踏み出していきたい、と考えている美容師さんには間違いなく介護資格を取得する事をおすすめ致します。

新しい道を開拓していくので、逆に介護方面の勉強はスクーリングしながら身につけていこう、という考えの方が楽かもしれません。

スクーリングしないで自分で勉強する方法もありますが、どこから勉強するかそれこそ迷ってしまいますから。

僕自身こんな記事を書いていますが、実際はまだまだ知らない事もたくさんあります。

また常に試行錯誤しながら、訪問美容師としてベストなサービスを提供できたか振り返るようにしています。

今後はさらに経験値を上げ、お客様からもっと信頼される美容師になれるよう活動していきたいと思っています。

またブログにてその都度感じた事など、備忘録がてら書いていきたいと思います。
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