よく歩く人は健康な人!ライフスタイル別の日歩数のようすについて知りたくありませんか?
この記事では、よく歩く人は健康な人!ライフスタイル別の日歩数のようすについて解説しています。
この記事の内容は次の通りです。
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ライフスタイル別の日歩数のようす
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サラリーマンは平均的活動量
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「不活発な人は歩数が少ない」
ライフスタイル別の日歩数のようす
大勢の人たちの一日歩数(日歩数)を調べる時に職業やライフスタイルを合わせて分析し、その歩数が多いか少ないかによってランク分けをし、一覧表を作ってみました(下表)。1,000人以上の被験者について統計分析したものですから全体としては正確性があるのですが、統計学の性格上、特定の個人の場合に「当てはまらない」と感じる方がいるかもしれませんが、ご容赦下さい。
さて、表を見て感じることを述べましょう。活発な人(=歩く歩数が多い人)というのは習慣的ウォーカー、スポーツ好き、徒歩通勤者などです。要するに体を動かすことで歩数が増え、それが活動的なライフスタイルの本質になっている人です。ちなみに、のんびり歩きは1分当たり歩数(分歩数)が100、 速歩だと120になりますが、毎日30分(または45分)意識的に速歩で歩く習慣のある人は、それだけで3,600(または5,400)歩の歩数を稼ぐことが出来るのです。
活発な人というのは、通勤時であれ買い物時であれ、歩くことに対する心理的抵抗がなく、歩きまわる時間が割に長いということでしょうか。
ランク | A 活発群 | B 平均群 | C 非活発群 |
日歩数 | 8,500歩以上 | 6,500~8,499歩 | 6,499歩以下 |
各ランクに該当する職種・ライフスタイル | ウォーカー群、運動習慣あり市民、スポーツ好き主婦、徒歩通勤者 | 公務員等事務職、男女大学生、中年市民、電車バス通勤者 | 生活習慣病患者(50歳以上)、20歳代市民、管理職者、マイカー通勤者 |
表 いろいろな職種・ライフスタイルの人たちによく見られる日歩数と活発度ランク |
サラリーマンは平均的活動量
「公務員や会社員は平均的な活動度の人が多い」ということに気がついたでしょうか。オフィスで働いているといっても、現代では肉体労働はありません。建物内を移動する以外はもっぱら机にしがみついて、文書やパソコンと格闘して時間が過ぎていくのです。こんな生活だと8時間勤務で3,000歩以下の歩行量になることでしょう。そのほかに通勤時に2,000歩(片道10分)、朝夕の在宅時の歩数は2,000歩位かもしれません。そうすると日歩数合計は7,000歩弱という計算になります。これが平均的な職業人の活動度なのですが、健康的な身体活動量としては、あと500~1,000歩(5分~10分)くらいは上乗せして欲しいと思っています。
「不活発な人は歩数が少ない」
さて歩数が少ないのは、「管理職者」「マイカー中心の移動方法」の方々ですが、他に「若者の歩数が少ない傾向」も見て取れます。ある調査では、社長(典型的な管理職)の8時間勤務中のオフィス内歩数は500歩(分歩数 = 1歩)でした。これは普通の事務職(8時間計3,900歩)の8分の1の移動量ですし、しかも通勤手段が送迎車となると、自宅を出てから帰宅するまでの活動量が1,000歩程度になってしまいます。これは最悪の安静的生活ということになります。これでは特に下半身の筋肉量が衰退してしまい、普通の歩行をするだけでも息切れを感じるようになることでしょう。やはり送迎車・マイカーに依存する生活は出来るだけ避けた方が良いでしょう。
しかしそうはいっても、公共交通機関(電車・バス)が備えられていない環境も沢山あるわけで、その場合には自己の健康確保について真剣に考え、出勤前、昼休み、就業後、帰宅後の時間のどこかで、どうやって意識的歩行やスポーツの時間を設けるのか、自分の健康を切り開いていく知恵が求められるのではないでしょうか。例えば小生は早起きをして、朝食前に1時間のウォーキング・体力作りの体操を日課にしています。