健康寿命を延ばすには、ウオーキングで動脈硬化の防止ができことを知りたくありませんか?
この記事では、健康寿命を延ばすには、ウオーキングで動脈硬化の防止ができことを解説しています。
この記事の内容は次の通りです。
・要介護状態の主な原因は認知症と脳卒中
・生活習慣病が血管老化を早める
・重篤な病気に繋がる動脈硬化
・ウオーキングで動脈硬化の防止を
・まとめ
体の隅々まで酸素や栄養素を運ぶという重要な役目を担うのは血管です。
その血管が老化して血管が固くなるのが動脈硬化です。
動脈硬化は血管の老化のことです。
加齢により避けることができませんが、生活習慣を改善することにより進行を遅らせることができます。
動脈硬化は様々の病気の原因になるので、ウオーキングをして進行を抑えましょう。
要介護状態の主な原因は認知症と脳卒中
今や、男女とも平均寿命は80歳を超える時代になりました。
日本は世界トップクラスの長寿国となりました。
しかし、いくら長く生きても、寝たきりや介護状態では日常の生活が制限されて充実した老後を送ることが難しくなります。
心身ともに健康な期間、健康寿命を延ばしたいと誰もが思っています。
厚労省が行った国民生活基礎調査によると、要介護となった主な原因の第一位は痴呆症で25%で第二が脳卒中?%であることがわかりました。
健康寿命を延ばすためには、痴呆症と脳卒中の予防が必要なってきます。
生活習慣病が血管老化を早める
加齢とともに老化するのは臓器や骨、筋肉だけではありません。
血管も同様で老化します。
血管が老化すると血管壁が固くなり弾力が失われ、動脈硬化が進行します。
動脈硬化が恐ろしいのは、脳卒中や心筋梗塞など重大な疾患を起こしやすくなることです。
また、脳卒中などの小さな発作を繰り返すことにより、脳血管性痴呆症を発症するリスクも高まります。
つまり、健康寿命を縮める可能性が大きいのです。
これらの病気にならないためにも血管の老化をなるべく遅らせて、動脈硬化の進行を起こさせないことがポイントとなります。
では、血管の老化を早める原因は何でしょうか?
それは、糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病なのです。
これらの生活習慣病は歩かないことで引き起こされる病気なのです。
そのため、まずはウオーキングをして内臓脂肪率を減少させてメタボを解消しましょう。
そうすれば加齢による血管の老化を避けらないとしてもその速度を遅らせることはできます。
重篤な病気に繋がる動脈硬化
重篤な病気に繋がる動脈硬化は、動脈硬化により血液中の悪玉コレステロールがプラークにより血管を狭くします。
さらに動脈硬化が進行すると
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脳⇒脳梗塞 脳出血 脳血管性認知症
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目⇒眼底出血
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心臓⇒狭心症 心筋梗塞
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胸部⇒大動脈解離
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腎臓⇒腎硬化症 腎不全
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足⇒閉塞性動脈硬化症
このように動脈硬化が進行した場合は最悪死に至る重篤な病気を起こすので注意が必要です。
ウオーキングで動脈硬化の防止を
ウォーキングなどの有酸素性運動が動脈硬化を3分の1以下に抑えることができます。
ウォーキングなどの有酸素性運動を習慣的に行うと、動脈硬化を抑えられることが、産業技術総合研究所による10年間の追跡調査で明らかになっています。
運動習慣がある場合、そうでない場合に比べて加齢による血管の老化を抑えられ、その進行の度合いは3分の1以下になります。
週に4~5日の活発なウォーキングで効果が最大になります。
動脈硬化の進行度合いの個人差を長期間追跡した結果、ウォーキングなどの有酸素性運動を習慣的に行うと、動脈硬化を抑制できると発表させれています。
まとめ
運動は毎日の積み重ねが大切です。
有酸素性運動の効果は、比較的短期間の急性的な効果ではなく、日々の積み重ねによる継続的な効果です。
有酸素性運動による動脈硬化の抑制効果が最大になるのは、活発なウォーキングやジョギングなどを週に4~5日、30~60分程度行った場合です。
そしてこの効果は短期間の急性的なものではなく、毎日の積み重ねによる継続的なものであることもわかってきています。
少なくとも4週間、ウォーキングなどの有酸素性運動をすることで改善されます。