朝 2度寝の効果について知りたくはありませんか?
この記事では、朝 2度寝の効果について解説しています。
現実からちょっと逃げちゃえについて紹介します。
この記事の内容は次の通りです。
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現実からちょっと逃げちゃえ!
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目覚めたときには問題解決?!
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幸せな時間でうつに勝つ!
うつ病の主な症状の1つは不眠であり、また不眠はうつ症状を悪くする要因でもあります。うつと不眠の負のスパイラルから抜け出す方法は、あるのでしょうか? 答えは意外にも、「睡眠」そのものに隠されていました!
ストレスが多い環境にいると、次第に心のパワーが消耗してきます。そのまま?うつ状態?に陥ってしまう前に、ココロの健康を守る具体的な方法をご紹介しましょう。
現実からちょっと逃げちゃえ!
ストレスには、ファイト・オア・フライトで対処しましょう |
どこか遠いところへ行きたいなあ……
辛いことが重なって気持ちが落ち込んでくると、何とかして現実から逃げ出したくなります。でも、遠くへ行くにはお金もかかるし、逃げたらその後がさらに大変です。
そんなときにすぐ逃げ込めるのが、布団の中。眠ることによって、現実から逃避する方法を?寝逃げ?といいます。これは良い表現ですね。
寝逃げには、悩み事で一杯になった脳を、眠ることでしばらく休ませてリセットする働きがあります。また、時間が解決してくれる問題もありますから、「果報は寝て待て」の実践にもなります。
実際、寝逃げすると、眠る前より気持ちが落ち着いていることを、実感できることが多いようです。
とはいえ、辛いときには寝つきが悪くなりがちです。できるだけ寝室の環境を整えて、グッスリ眠りましょう。
寝室の温度は冬なら15~20℃くらい、湿度は50~60%が理想的です。照明はなるべく暗くして、暗闇が不安なら、豆電球のフットライトを使いましょう。騒音が気になるときは、好きな音楽でリラックスできるものを静かに流してみてください。
目覚めたときには問題解決?!
朝、ひらめきます |
眠っただけでは何も解決しないのでは? と心配になるかもしれません。
ところが眠ることは、現実から逃避するだけではありません。眠っている間に、問題解決の糸口を見つけることができます。追想法?あるいは?レミニセンス?と呼ばれるスキルです。
眠る前に問題について考えておくと、目が覚めたときにヒントが得られることがあります。発明王・エジソンやノーベル物理学賞の湯川秀樹博士も、この方法からアイデアを得ていました。レム睡眠中に行われる、脳のメンテナンスに関係があるのではないか、と考えられています。
これを意図的に行なうのが?追想法・レミニセンス?です。
まず、眠る前に、問題となっている事柄をよく考えてください。内容が具体的であればあるほど、成果は大きいといわれています。そして、自分なりに解決方法も考えてみてください。こちらは、深みにはまって袋小路に入らない程度にしておきましょう。
最後に、「次に目が覚めたときには、問題の解決方法を思いついている」と、強く念じます。ここで疑ってはいけません。この自己暗示が深層心理に働きかけて、問題解決のアイデアを探し出してくれます。
幸せな時間でうつに勝つ!
2度寝しても後悔せず、幸福感を楽しみましょう |
睡眠の効果や効率から考えると、2度寝は良くないとされています。
2度寝しても、深い眠りにならないので睡眠の効率が悪く、浅い眠りが続くため逆に疲労感が生まれます。だから、2度寝は時間の無駄、というわけです。
一方では、2度寝の効果も知られています。例えば、「2度寝の後に目覚めたときは、特に頭がスッキリする」、「2度寝していると、風邪を引きにくい」などです。
また、あの幸せな気持ちは何ともいえず、良いものですね。うつ寸前の人には、この幸福感が得られるだけでも、2度寝の効果は大きいといえます。
では、2度寝のときの幸せな夢見心地は、どこから来るものなのでしょうか?
睡眠中は、視覚や聴覚、触覚などのセンサーがオフの状態になります。深い睡眠では感覚が完全に遮断されてしまいますが、2度寝のときの浅い睡眠では、外部からの刺激が弱いながらも感じられます。ウトウトしているときに、小さな音でも目が覚めてしまうのは、このためです。
2度寝の間は、周囲からの光や音、布団の触感などが、ほんわかとした信号としてキャッチされています。これが淡く暖かな光に包まれて、宙に体が浮いたような感じを作り出し、幸せな気分にしてくれるのです。