コロナ下の健康悪化が課題 超高齢化で国際会議

「超高齢化社会の課題を解決するための国際会議」(主催・日本経済新聞社)が16日、都内で開かれた。豊かな高齢社会について考えることをテーマに産学官の有識者が議論した。新型コロナウイルス禍で医療や介護の利用控えが起き、高齢者の健康状態が悪化している課題も指摘された。

会議は昨年に続き2回目。高齢者の就労や資産形成、社会参加をどう後押しするかといった議題も扱った。会議に参加した日本私立学校振興・共済事業団の清家篤理事長は「健康と経済は二律背反ではなく、補完関係にあることを確認すべきだ」と述べた。

高齢者の健康を議論したパネルセッションでは、新型コロナの影響について京都大学大学院の今中雄一教授が「通所介護の利用控えで要介護者の身体機能が低下した」との調査を紹介。データや技術の活用で健康寿命の延伸に社会全体で取り組む必要性を指摘した。