テレワークの食生活は不健康? 運動不足とながら食べに注意!


テレワークの食生活は不健康? 運動不足とながら食べに注意って知りたくはありませんか?

この記事では、テレワークの食生活は不健康? 運動不足とながら食べに注意について解説しています。

この記事の内容は次の通りです。

  • コロナによるテレワーク(在宅勤務)に伴う食生活の変化
  • 食生活の変化はさまざま……個人にも食品流通にも影響
  • テレワークの食生活は不健康? 運動不足とながら食べに注意!
  • 大きな変化の中で、「健康的な食生活」を守る方法
  • 「自分の体をしっかり守ること」を優先し、新しい生活スタイルの確立を

コロナ禍でテレワーク(在宅勤務)が増加することで、食生活が変化しているとの調査があります。外出する機会が減り、通勤時間がなくなったことで、生活スタイルや食生活が影響を受けているようです。変化の懸念点と健康に過ごすためのポイントを解説します。

コロナによるテレワーク(在宅勤務)に伴う食生活の変化

テレワークの増加で食生活が変化? 外食が減ったのに、1日の食事回数が増えた人も……

新型コロナによるテレワークの拡大は、仕事の仕方だけでなく、多くの人の食生活にもさまざまな変化をもたらしています。

通勤時間が不要になった分、食事の時間が長く取れるようになった人もいれば、仕事とプライベートの切り替えがうまくできず、昼休みもずるずると働いてしまう人もいるようです。また、出社中の外食ランチが減り、自宅からデリバリー料理を注文する人も増えたのでしょう。UberEatsなどのデリバリーサービスも前以上によく見かけるようになりました。退勤後の夕食を兼ねた飲み会も、実店舗の利用は自粛し、オンラインでの宅呑みで実施している人も多いようです。

飲食店経営者の友人たちは、口をそろえて今の状況を「厳しい」と話しています。そして全員が「密にはならないから大丈夫。来てくれると助かる」と言葉を続けます。個人的にもこのコロナ禍で大阪の「づぼらや」さんが2店舗とも閉店されたことや、樹木希林さんのお母様が経営されていた野毛の「叶家」など思い出深いお店の灯が消えてしまったことは非常にショックで、外食産業をもっと守れないものか……とも思います。

近年なかったほど大きな「外食」から「家食」への流れの変化。食生活の変化と懸念点、対処法について解説します。

食生活の変化はさまざま……個人にも食品流通にも影響

テレワークへのシフトはまだ過渡期かもしれませんが、ここまででもさまざまな企業や機関が食生活の変化についてのアンケート調査を行っています。いくつか興味深いものを見てみましょう。

家での食事内容を「炊事をする」「中食(出来合いの総菜を買う)」で分けた調査では、「外食が減ったことで食生活が不健康になった」と感じている人は2割程度と報告されていますが、特に興味深いのは、「中食」が増えた人の4割ほどが「食生活が不健康になった」と感じている点です。出来合いの弁当や総菜は、揚げ物も野菜料理と同じくらいの値段で売られていることが多いので、同じ値段ならボリュームのある揚げ物を選ぶ人が多い様子が透けて見えるようです。(『“コロナ禍”で食生活は不健康になったのか』・第一生命経済研究所)。

一方で、朝ごはん習慣がついた人たちもいます。それまで通勤時間に取られていた時間を、朝ごはんを食べる時間に充てることができているようです。一度食べるクセがつくとその習慣が続くのが人間なので、「朝ごはん習慣」がついたのは、健康面ではよかったと言えるでしょう。一方で「1日4食以上」の食生活になっている可能性も見受けられます。(『コロナ禍で朝食増加か 通勤レスで時間に余裕 健康意識し重要性高まる』・日本食糧新聞)(『「1日4食以上」50%超える』・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

その他には、食事中の感染対策として、会話を控えるべきという指導なども見られます(「新型コロナに負けない!!③」・秩父医師会)あります。感染対策も大切ですが、これが当たり前になった暁にはコミュニケーション能力に影響が及んでしまうのではないかという点も気がかりです。

また、多くの外食産業が苦戦する一方で、食品スーパーやドラックストアは大躍進しており、食品の流通経路の大きな変化も見られます。主力商品も業務用から一般向け商品にシフトしてきています。これがこの先もずっと続くのか、ある程度、状況が落ち着いたら以前のように外食を楽しむ状態に戻るのかは、「その時」にならないとわかりませんが、いずれにしても図らずも「食品流通改革」が起こってしまったことは間違いなさそうです。(『コロナで広がる業態間格差、食品スーパー・ドラッグストアは2桁以上の増益に/小売業2020年3~5月の動向』・食品産業新聞社)

テレワークの食生活は不健康? 運動不足とながら食べに注意!

食生活の変化の形は上記のように人によってさまざまですが、テレワークによる運動不足と、人の目を気にせずに24時間いつでも何かが食べられる状態は、健康にとってよいものではありません。私は、通勤が意外な「運動」になっていたことも在宅ワークで思い知らされました。私の職場までは最寄駅から徒歩20分。雨の日などは泣きながら通勤していますが、それが体のためにはなっていたのでしょう。

買い物も、職場に出社していた頃は24時間開いているコンビニなどを頼っていた人も多いと思います。しかし仕事もプライベートも在宅の状態では、コンビニ以上に便利な「冷蔵庫」という強い味方がすぐ近くにあります。すでにお金は支払ってあり、人の目を気にせず自由に食べることが出来る状態なのです。「食べるな」と自制するための理由はほとんど見当たりません。

「食事の回数が増えた」という報告もありますが、ながら食べや間食などが増えてしまった方も少なくないのではないでしょうか。運動不足で24時間食べ放題の環境は、体にとっては負のサイクルに入りやすいと言わざるを得ないでしょう。

大きな変化の中で、「健康的な食生活」を守る方法

1.外食産業・食品流通の大きな変化を意識する
社会全体の生活スタイルが変わったわけですから、ある程度、仕方ないと諦める必要もあるかもしれません。しかし外食産業もまったく芽がないわけではありません。前述した「中食が増えている」ことからわかるように、全ての人が料理好きというわけではなく、仕方なく家で料理を作っている人もいるからです。コロナがある程度落ち着けばお客さんも戻ってくるはずなので、外食産業の方もそれまでどうか頑張り通してほしいと思っています。

また、スーパーなどの商品のラインナップはこれからも変化が見られると思いますので、一般消費者は、商品動向をしっかり見ていくことが大切です。うまく使いこなすことで、アフターコロナでも、きっと「賢い消費者」になれるはずです。

2.できるところから在宅勤務の意識改革を始める
「意識改革」が求められてしまうので、かなり難しいのですが、まずは仕事のスタイルを「朝型」にすることから始めてみましょう。

在宅勤務でも出勤するときと同じ時間に起床し、出勤と同じように身支度(スーツまでは必要ないと思いますが、コンビニに行っても恥ずかしくない程度への着替えなど)を整え、家を出発する時間には仕事を始めます。私の場合、通勤時間が片道2時間なので、残業なしならば、通常よりも2時間早く仕事が終わります。この2時間を使い、散歩に出かけるようにしています。帰りの通勤時間もあるので、合計4時間は散歩の時間をとれることになりますが、実際には残業しなければ業務が回らないので、2時間くらいで切り上げて帰宅し、残りを進めることにしています。食事の時間も始業前・帰宅後の朝・夕はほぼ一定になりますので、お昼だけは「12時」を意識するように心がけています。

仕事スタイルを朝方にするために重要なのは、夜もできるだけ早く寝ることです。私の場合は、在宅だと「疲れたら寝ればいい」という気持ちがどこかにあるので「もうちょっと」「ここまでやってしまおう」という下心が出てしまい、なかなか仕事が終わらず就寝時間が遅くなることがあります。これはいけないことだと反省しています。皆さんはご注意ください。

ご自身の「新しい生活」の中で取り入れられることがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

「自分の体をしっかり守ること」を優先し、新しい生活スタイルの確立を

テレワークが増加するにつれ、余儀なく生活スタイルを大きく変えざるを得なくなった人も多いかと思います。世界的な大パニック状態ですので、この流れは個人の力で変えることはできません。変えられないのならば、新しい生活スタイルの中でどう行動するのがベターなのか、個々人がうまく選択していくことです。通勤地獄に悩まされなくて済むなどのメリットは最大限に利用していきましょう。

コロナ前から、病院では徹底され、私が授業で携わるすべての学生さんたちに口を酸っぱくして言っていることがあります。
「自分が健康でなければ、周りの人の健康は守れません。まずは、自分の体をしっかり守ることを第一優先に考えてください」

各自が、これを肝に銘じていれば、コロナにも負けることはありません。もうしばらく大変な時期が続きそうですが、皆で力を合わせて頑張っていきましょう。